【SESAME5 Hub3 レビュー】SESAME5でスマートロック生活を実現しようとしたが...
導入の経緯
物理的な鍵にはリスクがある。盗まれてしまったら錠前ごと交換しなければならず、また合鍵も容易に作成可能なこと、何より鞄から出し入れする中で紛失するリスクがとても高いことだ。そこで、賃貸という大きな工事ができない環境下でもキーレスの生活ができるスマートロックを導入することにした。
購入するスマートロック
Amazonで販売されているスマートロックのうち、ある程度知名度のある「SESAME5」と「SwitchBot ロック」を比較検討した。
・値段
SESAME5が6000円に対してSwitchBot ロックが12000円と、SESAME5が圧倒的に安い。
・品質,信頼性
SESAME5もSwitchBot ロックも評判がよく、十分に信頼できる。
・スマートホームとの連携
我が家ではすでにSwitchBot HubがAlexaと連携されているのでSwitchBot ロックは容易に連携できるがSESAME5は連携不可能で新たにアプリを入れる必要がある。
以上のような比較検討を行った結果、SESAME5を導入することとした。
SESAME5の取り付け
取付方法については説明書やほかのブログを参照してほしいが、大まかな流れは
- 鍵のつまみに合うように付属のドライバーを用いてつまむ部分を調整する。
- ドアと高さが合うようにスペーサーを取り付ける。
- 両面テープでドアに固定する。
- スマホアプリと連携させる
といった流れだ。手順自体は少なく、わかりやすいものなのだがここで問題が生じた。
問題1:つまみに合わない
スマートロックは2枚の板の形をしたパーツを鍵のつまみの両側から挟むことで鍵を回転させるが、このつまむ部分の板の間隔の調整が3段階しかできず、微調整が行えないので一番広くするとうまく挟めずガタガタするが、真ん中の幅だとそもそも入らないという問題が起きた。ただガタガタならよかったが、遊びがありすぎて鍵を閉めようと回し切った後に少し逆に回ってしまい、これが鍵を開けたと誤判定されて鍵が閉まっているはずなのに開いている表示になってしまった。これでは実際には鍵が閉まっているのにスマホから開けられないという重大な問題がおきてしまう。最終的には、つまみと板の間に物を挟ませることで解決した。
問題2:取り付けが難しい
SESAME5を壁に取り付けるときには、SESAME5側の回転の中心と、鍵側の回転の中心を合わせる必要があるがこれがとても難しい。大体の目印などをつけてやったつもりだったが、1回目は失敗してしまいうまく鍵が回らなかった。予備の両面テープに貼り替えての2回目はうまくいったが、なかなか難しかった。
無事に取付完了!しかし…
先述した問題を何とか乗り越え、なんとか取り付けを完了してアプリと連携をさせ、実際に使ってみたが、ここで自分の勘違いが発覚した。「SESAME5単体ではBluetoothにしか対応していない」ということだ。要するに、スマートロックの近くでは使用できるが、「鍵が閉まっているか不安だから外出先でも確認したい」みたいなことはできないわけだ。さらにBluetoothも玄関の前に立ってアプリを開いた後、接続までおよそ5秒かかる。これは地味にストレスだ。
Hub3を買って解決
どうやらSESAME5と同じメーカーから販売されている「Hub3」という商品をアプリと連携させれば外出先だとしてもいつでも鍵の開閉ができるようだ。値段は3500円、SESAME5の6000円と合わせてもSwitchBot ロックよりは安いのでかまわないが、想定外の出費だった。すぐに購入して連携させてみたところ、思い描いた通りの便利なスマートロックになった。鍵をなくしていないか、出発時にちゃんと鍵を閉めたか、といったような不安から完全に解放された。これを読んでいるあなたも、ぜひSESAME5とHub3を購入して、生活を快適にしてみてほしい。

