づきの書き散らし

そこらへんのパソコンとカメラとゲームが好きな人、あきづきのブログ。

【SESAME5 Hub3 レビュー】SESAME5でスマートロック生活を実現しようとしたが...

導入の経緯

 物理的な鍵にはリスクがある。盗まれてしまったら錠前ごと交換しなければならず、また合鍵も容易に作成可能なこと、何より鞄から出し入れする中で紛失するリスクがとても高いことだ。そこで、賃貸という大きな工事ができない環境下でもキーレスの生活ができるスマートロックを導入することにした。

購入するスマートロック

 Amazonで販売されているスマートロックのうち、ある程度知名度のある「SESAME5」と「SwitchBot ロック」を比較検討した。

・値段

 SESAME5が6000円に対してSwitchBot ロックが12000円と、SESAME5が圧倒的に安い。

・品質,信頼性

 SESAME5もSwitchBot ロックも評判がよく、十分に信頼できる。

スマートホームとの連携

 我が家ではすでにSwitchBot HubがAlexaと連携されているのでSwitchBot ロックは容易に連携できるがSESAME5は連携不可能で新たにアプリを入れる必要がある。

 

以上のような比較検討を行った結果、SESAME5を導入することとした。

SESAME5の取り付け

 取付方法については説明書やほかのブログを参照してほしいが、大まかな流れは

  1. 鍵のつまみに合うように付属のドライバーを用いてつまむ部分を調整する。
  2. ドアと高さが合うようにスペーサーを取り付ける。
  3. 両面テープでドアに固定する。
  4. スマホアプリと連携させる

といった流れだ。手順自体は少なく、わかりやすいものなのだがここで問題が生じた。

問題1:つまみに合わない

 スマートロックは2枚の板の形をしたパーツを鍵のつまみの両側から挟むことで鍵を回転させるが、このつまむ部分の板の間隔の調整が3段階しかできず、微調整が行えないので一番広くするとうまく挟めずガタガタするが、真ん中の幅だとそもそも入らないという問題が起きた。ただガタガタならよかったが、遊びがありすぎて鍵を閉めようと回し切った後に少し逆に回ってしまい、これが鍵を開けたと誤判定されて鍵が閉まっているはずなのに開いている表示になってしまった。これでは実際には鍵が閉まっているのにスマホから開けられないという重大な問題がおきてしまう。最終的には、つまみと板の間に物を挟ませることで解決した。

問題2:取り付けが難しい

 SESAME5を壁に取り付けるときには、SESAME5側の回転の中心と、鍵側の回転の中心を合わせる必要があるがこれがとても難しい。大体の目印などをつけてやったつもりだったが、1回目は失敗してしまいうまく鍵が回らなかった。予備の両面テープに貼り替えての2回目はうまくいったが、なかなか難しかった。

無事に取付完了!しかし…

 先述した問題を何とか乗り越え、なんとか取り付けを完了してアプリと連携をさせ、実際に使ってみたが、ここで自分の勘違いが発覚した。「SESAME5単体ではBluetoothにしか対応していない」ということだ。要するに、スマートロックの近くでは使用できるが、「鍵が閉まっているか不安だから外出先でも確認したい」みたいなことはできないわけだ。さらにBluetoothも玄関の前に立ってアプリを開いた後、接続までおよそ5秒かかる。これは地味にストレスだ。

Hub3を買って解決

 どうやらSESAME5と同じメーカーから販売されている「Hub3」という商品をアプリと連携させれば外出先だとしてもいつでも鍵の開閉ができるようだ。値段は3500円、SESAME5の6000円と合わせてもSwitchBot ロックよりは安いのでかまわないが、想定外の出費だった。すぐに購入して連携させてみたところ、思い描いた通りの便利なスマートロックになった。鍵をなくしていないか、出発時にちゃんと鍵を閉めたか、といったような不安から完全に解放された。これを読んでいるあなたも、ぜひSESAME5とHub3を購入して、生活を快適にしてみてほしい。

CANDY HOUSE キャンディハウス Hub 3 ブラック

【安くて使える】TRN BT20proはShureの有線イヤホンSE215をBluetooth化してくれる【TRN BT20pro レビュー】

イヤホンをワイヤレス化したい

 PCゲームが好きな私は今までPCに有線イヤホンであるShure SE215を挿して使っていたのだが、先日試しにBluetoothレシーバーを購入し、スマホに使用していたワイヤレスイヤホン Earfun free pro 3を使用してみたところ、あまりの快適さに感動してしまった。特にShure掛けとよばれる掛け方をするこのイヤホンは付け外しに手間がかかるので、ちょっとした離席のたびに付け直さなければいけないのはかなり面倒くさい。そこで私はPCに使用するイヤホンもワイヤレス化をすることを決心した。

PC用ワイヤレスイヤホンの案

 PC用イヤホンをワイヤレス化するにあたっていくつかの案があった。

1,現在使用しているEarfun free pro 3を継続して使用する案

これが最も費用が掛からないものだが、Earfun free pro3の6時間~8時間というバッテリー持ちは1日中イヤホンをつけていることが珍しくない自分にとって物足りないものだった。そのため却下。

2,PC用ワイヤレスイヤホンを新規に購入する

INZONE Budsというソニーのイヤホンは、マウス等と同じ通信形式を用いた低遅延なうえにバッテリーが12時間持つという自分の理想のような性能のワイヤレスイヤホンであった。そのためこのイヤホンを購入しようと思ったが、今までの2つのイヤホンで2万円を消費している上でその2つを無用の長物にする27000円のイヤホンを新規に購入するのはなかなか厳しいものがあり却下。

3,現在使用している優先イヤホンをワイヤレス化する

Shureのイヤホンはいわゆる「MMCX」とよばれる端子によってケーブルとつながれており、容易に取り外してケーブルを交換することができる。そこでMMCXのイヤホンと接続可能なBluetoothアダプターがあれば今使用しているSE215をそのまま継続して使用しながらワイヤレスの利便性を享受できるというわけだ。そしてこの案を採用した。

どのワイヤレスアダプターにすべきか

 AmazonではいくつかMMCXとBluetoothのアダプターは販売されているが、30000円近くするShureの公式ワイヤレスアダプターRMCE-TW2か、レビューが数件しかない謎の中華製アダプターしかなかった。Shureの公式のものはバッテリーが8時間しか持たないうえにこの値段なので即時却下として、問題は地雷臭しかしないこの中華製品からどれを選べばいいのかということだ。悩みに悩んだ結果、3000円程度で購入できバッテリー持ちが公称13時間でネット上にもレビューがあるTRN BT20proという商品をダメ元で購入した。

TRN BT20proのレビュー

TRN BT20proを購入して1週間ほど使用したのでレビューしたいと思う。

BT20proの長所

  • 13時間という長いバッテリー持ち
  • 必要十分の音質
  • 3000円という安さ

 BT20proの1番の長所はなんといっても圧倒的なバッテリー持ち。13時間持つことを正確に測ったことはないが、イヤホンを付けてYouTubeを流したまま寝落ちしても10時間以上経って目が覚めた時にまだ音が流れていたということが何度もあった。バッテリー切れを気にする必要がないというのは大きなメリットだ。また、音質についても十分であり、特別高音質だと感じることはないものの音がこもっているように感じることはなかった。中華製にありがちな聞くに堪えないぼわぼわした音でないことは確か。そして3000円という安さでワイヤレス化できるというのも大きなメリット。気軽に手を出しやすいし、もし不良品を引き当ててもAmazonなら容易に返品が可能というのも安心要素だ。

BT20proの短所

  • あまりに大きすぎるケース
  • ごくたまに入るノイズ
  • 大きめな音量

これはほかの人のレビューにも書いてあったことだがBT20proのサイズは大きすぎる。

Earfun Free Pro 3とBT20proの大きさの比較画像

画像をみてもらえば明らかだが、比較的小型なイヤホンケースであるEarfun Free Pro3に比べ幅が1.5倍、奥行きに至っては3倍ほどある。ズボンのポケットに入れるなんてことは絶対に不可能で、鞄に入れておくか、長いバッテリー持ちを活かしてケースを家に置いて行って帰ってから充電したほうがいい。また、安物なので仕方ないことだが、ごくまれに音にノイズが入ることがある。イヤホンをつけたままPCを離れる自分にも原因があると思うのだが、ここは短所といえるだろう。そして音量が大きすぎること。これはおそらくSE215側の問題なのだろうが(有線の時も同様の問題が起きた)、音量を最低に設定するとちょうどいいくらいには音量が大きい。Androidスマートフォンの場合は開発者向けオプションの「絶対音量を無効」で解決可能だがPCについては解決法がないので最低音量のまま使い続けるしかない。

総評

TRN BT20proはいくつか短所はあるもののバッテリー持ちもよくShureのイヤホンを安価にワイヤレス化したいという要求を満たしてくれる商品といえるだろう。自分と同様のことを考えている人は少なくないだろうし、参考にしてくれたらうれしい。

 

↓今回紹介した商品はこちら。このリンクから購入していただけると喜びます。

 

 

基本情報技術者に受かったので勉強法とかの記録を残す

基本情報技術者試験に受かった

 個人的にプログラミングやPCの自作などをしている中でそこそこ実力がついてきたので「適当な資格試験でも受けてみるか」と思い、基本情報技術者を受けてみることにした。難易度としては大学入試共通テストの「情報」より多少難しい程度という感じなので、そこまで苦労せずに受かることができた。

勉強法

 勉強に用いたのは以下の二つだ。

・『かやのき先生の基本情報技術者教室』 栢木厚 著

基本情報に必要な知識と練習問題(過去問)が載っている。分からないことがあったときに見返すのに便利。(以下教本と呼ぶ)

・『基本情報技術者試験ドットコム』

FE合格のための中核。過去問道場というページで勉強するのが非常に効率的。(以下HPと呼ぶ)

www.fe-siken.com

 

 勉強を始めてから5か月ほどで試験を受けたが、だらだらと勉強していただけだったので、ちゃんと高校の情報の授業レベルの知識がある人なら1か月以内、ない人でも3か月まじめに勉強すれば受かることは可能だろう。受験までの流れは以下のような感じだ。

0,試験に申し込む

 人は期限を定められると動くようになるので、勉強を始めると同時に試験に申し込んだ。具体的には、先述した過去問道場を一度本番形式で解き、5か月以内には受かりそうと思い申し込んだ。

1,教本を読む

 過去問を解く前に、一度教本を一周読んだ。この時は特段細かな暗記をしようとはせず、全体的にイメージを持つ感じで読んだ。およそこれに1か月かかったが、集中して読めば2週間程度で読めるだろう。

2,過去問を解く

 HPに移り、過去問を解いた。解き進める→分からないところがあれば教本の該当ページで復習するという流れをずっと繰り返し、およそ正答率が8割に届くくらいまでやった。

3,直前暗記

 直前期になったら、例えば「OSI参照モデル」といったような頻出分野を教本で繰り返し見て暗記した。

試験結果

 試験結果は科目Aが720点/1000点満点、科目Bが1000点/1000点満点となった。科目Bについては読解問題なので、国語が苦手でなければまず落とすことはないだろうとは思っていたが満点を取ることができて満足している。試験時間についてだが、どちらも半分以下の時間で解き終わってかなり余った。解き終わらないといったことはまずないだろう。

総括

 試験に受かって何かメリットがあったかといえばなかったが、何か資格的なものを持っているということの安心感は感じられた。かなり楽に受かることができたので、次に時間ができたら今度は応用情報も受けてみようと思う。

 

 

 

【ES-RT1AU-A レビュー】 電動シェーバー ES-RT1AU-A は最初のシェーバーに最適な商品だった

電動シェーバーが欲しくなった理由

最近、ヒゲの伸びる速さがだいぶ速くなった気がする。今まではそこまで濃くもなかったので数日に一回剃れば十分だったが、今では毎日剃る必要が出てきた。そこで気になるのが肌荒れとカミソリ負けだ。そこでいろいろ調べてみると、電動シェーバーはカミソリ負けを起こさないそうではないか。しかも、わき毛などの処理にも安全に使えるらしい。その時わき毛をカミソリで剃るのに苦労していた私はすぐに購入することを決意した。

なぜこの商品なのか

電動シェーバーを購入するにしてもあまりにも商品が多すぎるのでいくつか条件を絞って商品を探していた。その条件は以下の通りだ。

1,比較的安価であること

電動シェーバーで検索をかけてみると、上位に出てくるのは1万円を超える商品ばかりで、高いものだと3万円以上するものもあった。今までホテルのアメニティの髭剃りでやりくりしていた自分には「髭剃りに数万円はちょっと…」とならざるを得ない。なので、安ければ安いほどいいがある程度選択肢を残せる7000円を上限とした。

2,有名メーカーの商品であること

Amazonで”電動シェーバー”と検索をかけると、無名メーカーの格安な電動シェーバーがたくさん並ぶが電動シェーバーは刃が直接肌に触れないとはいえ体を傷つけかねない刃物なので、信頼が置けるパナソニックやブラウンといった有名メーカーのものに限定することとした。

3,USB充電であること

今時何でもかんでもUSBで充電できる世の中なのに、わざわざコンセントを一つシェーバーに割く気にはなれないのでUSB充電可能なものを選ぶことにした。

 

そしてこれら3つの条件を満たしていたものがこの商品、ES-RT1AU-Aだった。値段は4000円ちょいと申し分なく、パナソニックという有名メーカーのエントリーモデルで、USB、しかもType-Cで充電できるのだ。完璧としか言いようがない。

商品の内容

外観

多少使用感がある写真だが許してほしい。

ES-RT1AU-A

ES-RT1AU-Aを分解した様子

商品はこんな感じ。同梱品として充電用USBケーブル(Type-A to Type-C)と清掃用ブラシがあった。外装はプラスチックだがしっかりとしていて安っぽさはない。取り外せる外刃部分やキャップ、電源ボタンもぐらつきはなく好印象。

使用感

さすがはパナソニック、エントリーモデルにもかかわらずヒゲの少ない自分程度なら十分すぎる性能だ。数回毛の生える向きに逆らうようになぞるだけでツルツルになる。わき毛についても、流石に長く伸び切った毛は無理だがあらかじめカミソリ等で短く切っておけばヒゲ同様ツルツルになる。これ以上高いものが必要になることはあるだろうかと思うくらいには優秀だった。

このシェーバーはなにもつけずに剃るドライ/石鹸等をつけるウェットの2種類の剃り方に対応しているが、肌への負担はウェットの方が少ない防水仕様なので風呂場でも使える。

手入れ/充電

外刃部分を簡単に外すことができ外刃内刃共に水洗い可能なので手入れは一瞬で終わる。不便を感じることは一切ない。

USB充電が可能なのでどこでも充電できるのは便利だったが、ここで一つ欠点があった。「いつまで経っても充電が終わらない」のだ。充電速度が定格5Wなのもあり、充電ケーブルを挿して寝て、起きて電動シェーバーを見てみるとまだ充電ランプがついているのだ。そこで説明書を見てみると、この電動シェーバーは充電が完了してもランプが消えない仕様で充電が終わったかわからない物なのだそうだ。説明書によれば8時間で充電が完了し、1回の充電で7日間使えるらしいがUSBポートが開いているときに適当に充電しているため今のところ電池切れを一度も起こしたことはない。普通に使う分には充電のことは気にならないだろう。

まとめ

使い始めて1週間ほどになるが、いい買い物をしたというのがいまのところの感想だ。多少の欠点はあるがそこまで気にならないもので、4000円でこの便利さを手に入れることができるなら十分といえよう。まだ電動シェーバーを使ったことがなくカミソリで剃ってる人に是非お勧めしたい商品だ。

 

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イヤホンのホワイトノイズをたった1つのアイテムで解決した

良いイヤホンのはず

 私は今「SE215 SPE-A(Special Edition)」というイヤホンを使っている。プロゲーマーも使うほどの音質の良さとクリアさでありつつ1.3万円で購入可能というコスパの良さが特徴だ。私は音質の良さも当然ながら、ノイズキャンセリングに勝るとも劣らない遮音性を気に入って日ごろから使っている。

ホワイトノイズの原因と対策

 そんな高性能なはずのこのイヤホンだが、使い始めは謎のホワイトノイズに悩まされていた。イヤホンを繋ぐと「サー」という小さな音が鳴り、遮音性の高さゆえにかなり気になるのだ。このノイズは音量を0にしても100にしてもずっと鳴りつづけていた。プロも使うようなイヤホンがノイズを出すなんてことはないだろうし、音量に関わらず一定のノイズが出ていているのだから原因はイヤホン以外にあるのではと考えた。

 そこで色々調べてみると、DAC(USB等のデジタル信号をイヤホンの3.5㎜端子に変換する部品)から少量のノイズが発することがあるらしい。そしてこのイヤホンはコンピューター側の音量を1割程度にする必要があるほどインピーダンス(抵抗)が小さいことから、相対的に僅かなノイズが大きく聞こえるという原理だ。

 つまり、イヤホン側の抵抗を大きくしてノイズを聞こえないほど小さくすればこのホワイトノイズの問題は解決するわけだ。

 そこで買ったのがこれ↓

これはイヤホンのケーブルの途中に噛ませることで音量を調整できる延長ケーブルで、ここで音量を下げることで抵抗を上げ、ホワイトノイズが聞こえないようにするのだ。実際にこれを途中に噛ませて音量をダイヤルを回して音量を下げコンピューター側で音量を上げたところ、完璧にホワイトノイズを消すことができた。予想的中だ。ちなみにダイヤルを音量最大まで回すとホワイトノイズが聞こえ、7割くらいに削るとほとんど聞こえなくなる感じだ。

 手元の音量調整ダイヤルが案外便利だったのでこんなものも買ってみた。

この机に置くタイプの音量調整ダイヤルを机に固定して使っているが、金属製で質感が良くダイヤルも程よいクリック感があるので暇なときはダイヤルを回して遊んでいるくらいには気に入っている。手元にダイヤルがあると咄嗟に音量調整がしやすいのでおすすめだ。

まとめ

こんな感じで私はホワイトノイズを解決できたので、同様の症状で困っている人は試してみてほしい。ただし、私の環境でうまくいっただけなのであくまで自己責任で。

EarFun Free Pro 3を買った話とレビュー

 (レビューだけみたい人は「レビュー」まで飛ばしてください)

Earfun Free Pro 3

イヤホンを落とした

 正直自分がイヤホンを拾えないところに落とすことはないと思っていた。電車に乗り降りするときには細心の注意を払っていたし、説明文をしっかり読んで正しい付け方を徹底していた。だがしかし落としたのだ。

 流石に想定外だった、エレベーターの隙間は。久しぶりに10時間の勉強をした帰り道、エレベーターに乗り込んでイヤホンをつけようとした時、イヤホンは手から滑り落ちた。ただ床に落ちるだけなら良かったのだが無情にもイヤホンは閉まりかけのドアの隙間から消えていった。これでは拾うことはできない。私はビルの管理人に相談し、2ヶ月後にある定期点検の時に確認してもらうこととなった。

 2ヶ月後、イヤホンは見つからなかった。その間イヤホンのない生活を耐えていた私にはかなりくるものがあったが、やっと新しいイヤホンを買えると安堵する気持ちもまたあった。そしてその日のうちにAmazonで購入したのがこのイヤホン。EarFun Free Pro 3だ。

外観はこんな感じ

 

 

レビュー

レビューと言っても自分は音響オタクではないし、過去に使ってたイヤホンは10種類弱の素人なので素人目線のものだと思って読んでほしい。

本体と付属品

Earfun Free Pro 3の本体と付属品

こんな感じ。中身は以下の通り。

  • イヤホン本体
  • ケース
  • 日本語対応の説明書
  • イヤーピース(シリコンタイプ)×5サイズ
  • イヤーピース(フォームタイプ)
  • イヤーフック×3サイズ
  • 充電用USBAtoCケーブル

ケースはワイヤレス充電に対応している。取扱説明書は日本語含め数言語で書かれており、翻訳も怪レいところはなくちゃんとされていた。イヤーピースには通常のシリコン製のものが大小5種類入っているのに加え、低反発性のフォームタイプが入っているのでどれも合わないということはないだろう。

装着感

 装着感はとても良い。説明書通りの正しい方法で装着すれば軽く指ではじいた程度では外れないほど安定している。フォームタイプはつける前に指でイヤーピースを潰す必要があるのが手間だが、シリコンタイプより密閉感があり遮音性が高いので一長一短といったところだ。イヤーフックは全体的に小さく、耳が大きいわけではない私でも一番大きいのがちょうどよかった。ただ、過去に使ってたSoundcore Liberty Neo 2ではイヤーフックがすぐ勝手に外れてイヤホンが落ちそうになるということがあったが、EarFun Free Pro 3ではそのようなことはなかったので気に入っている。

良好な音質

 数万円する高級イヤホン程良いというわけではないだろうが、聴いていて違和感を一切感じさせない良好な音質だ。アプリを使えばイコライザ機能でバランスを調整できるので自分好みにカスタマイズできるのも評価が高い。よくわからないメーカーの安いイヤホンにありがちな音がザラザラしてたりこもっていたりするような安かろう悪かろうというものでないことは確かであり、安心してお勧めできる。

 買って最初に聴いたときに「なぜか音質が悪いぞ?」と思ったがアプリをインストールしてアップデートを行ったところ改善したので同じ問題を抱えている人は試してみてほしい。ほかにも音ズレなどの問題がアップデートによって修正された。

十分なノイズキャンセリング

 ノイズキャンセリングは必要十分といったところだ。特に低音はしっかりと遮断してくれる。電車内で使用しているとモーターやエアコンなどの機械音は全くと言っていいほど聞こえなくなる。人の声程度の音域になると低減はできているものの少し聞こえる程度になってしまうのが人によっては短所になるかもしれない。電車の車内放送を聞こえるようにしたい私にとってはちょうどいい。特にフォームタイプのイヤーピースを使ったときは高い遮音性を発揮してくれる。

 外音取り込み機能は今一つだ。中高音域のノイズが多く自然な音にならないので「まるでつけていないような感覚」には到底及ばない音質なのでほとんど使っていない。おまけの機能程度に思っておいたほうがいい。

操作性

 イヤホンの側面部をタップすることで様々な操作を行うことができる。反応は良いが良すぎるので装着しようとしているときに勝手に音量が変わったりしていたことが何度かあった。仕方ないことなのかもしれないが個人的にはそこそこ気になっている点だ。

アプリの使用感

 公式アプリの使用感は普通で、イコライザ設定や操作設定なども問題なく設定できる。イヤホンのアップデートをすることで様々な不具合を修正してくれるので入れないという選択肢はないだろう。今のところバグにも遭遇していないので減点要素はない。

総括

良好な音質と十分なノイズキャンセリング、これを1万円以下で購入できるのはかなり満足度が高いだろう。ノイキャンイヤホンを試してみたい人や、音質性能,ノイキャン性能に強いこだわりがない人はこのイヤホンを買うのがおすすめだ。

 

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Valorantのアイアン帯を脱せない理由と自分の行った対策

Valorantのランク

 

アイアン帯とかいう魔境

Valorantが上手い人はよく「アイアン帯は普通にやっていればブロンズに行ける」と言う。しかし事実としてアイアン帯にとどまっている人はいるし、現在ゴールド帯の私も1年前そうだった。では、なぜ脱する事ができないのだろうか。私の考える理由と私の行った解決策を述べる。この解決策はブロンズ帯でも意味があると思うのでその人たちも読んでみてほしい。

この記事のターゲット

  • アイアン帯・ブロンズ帯からなかなか上がれない人

アイアンを脱せない理由

ゲームに慣れていない

すごくわかりやすい理由だ。純粋にエイムやスキルの練習量が足りていないということ。これを理由の全てとすることは簡単だが私はそうでないと考える。

サブ垢,トロール, 下げランの存在

敵にサブ垢が来て圧倒的なエイム力で蹂躙されたり、味方にトロールや下げランが来て実質4対5になったりと、アイアン帯はまともな試合をさせてもらえない事のほうが多い。もはや味方にサブ垢が来て敵にトロールが来ることを祈る運ゲーになってる。ブロンズ以降もそういうのはいるがアイアンは特にひどい。

味方が下手

プロがやっているようなセットプレイなんて当然できないし、欲しいところにフラッシュもリコンもスモークも来ないからどうしようもない。そんな状況が往々にしておこる。そのため試合は純粋な撃ち合いの強さで勝敗が決まってしまう。

環境が悪い

パソコンが弱く画面がカクカク、無線接続でラグが酷いなどなど、プレイしづらい環境にあるので上手くなりたくてもなれない場合もある。

 

私の行った解決策

レイナを使う

これに限る。私はアイアン帯をなかなか出られないときにレイナ以外を使わないようにしたらレートの上昇が急加速した。この理由はいくつかある。

・勝利時のレート増加、敗北時のレート減少

コンペではスコアが高ければ高いほど勝利時にもらえるレートが増え、敗北時に失うレートが減る。そしてそのスコアはキル数で大きく変動するため、撃ち合いを積極的に行いキル数の多くなりやすいレイナを使うと勝利時はレートが30増えて敗北時は15しか減らないといったような状況になり、レートが上がりやすくなる。逆にアシストメインのイニシエータではレートが下がりやすくなる

自己完結型のスキル

レイナはフラッシュと自己回復、無敵化のスキルを持っているので「フラッシュ→キル→回復or無敵時間に退却」を行うことで有利な撃ち合いを複数回行うことができ、ジェットの「味方のフラッシュやリコンがないせいでエントリーしたけどやられた」やイニシエータ,コントローラの「スキル入れたけど誰もエントリーしてくれなかった」などといった味方との連携がとれないことによる敗北を回避できる。

・撃ち合い機会の増加→フィジカルの向上

レイナのスキルは2/3がキル後にしか使えないものなので撃ち合いが必須であり、撃ち勝てば回復してまた別の敵と撃ち合えるので撃ち合いの機会が多く取れる。これによって撃ち合いが強くなり、最終的にサブ垢に撃ち勝てるくらいになれることもある。

これらの理由から私はレイナを使用した。こうすることで味方に頼らなくて良くなり、敵のサブ垢に蹂躙されてもある程度のキル数があるのでレートはあまり下がらず、効率的にプレイヤースキルとレートを上げることができた。

時間帯を調整する

サブ垢スマーフが出没しやすい時間帯を避け、一般プレイヤーの割合が高い時間帯にプレイする。具体的に言うと、学生や社会人が現実的にプレイ可能な平日17時~24時や休日の日中は一般プレイヤーが多くプレイしているため相対的にスマーフの割合が低く、スマーフに試合を荒らされてレートが暴落するリスクが下がる。一方、スマーフのプレイヤーは仕事や学業のない暇な人が多く(私調べ)、一般プレイヤーが翌日のため既に就寝している日付が変わった後や一般のプレイヤーが仕事や学業に勤しんでいる平日の昼間にもプレイしているためその時間帯にプレイするとスマーフと遭遇しやすくなる。

コンペ以外で練習をする

たとえレイナを使ったとしても撃ち勝てるようにならなければ意味がないので、コンペをする前には必ず射撃演習場でエイム練習をする習慣をつけた。また、SmashlogTVの初心者向け動画などで最低限の座学の勉強もした。

環境を整える

最低限快適にプレイできる環境を整えた。具体的には

  • 有線LAN環境
  • サイドボタン付きマウス(スキル割当用)
  • マウスパッド(ダイソーの300円)
  • 144Hzモニター
  • 144FPS出るパソコン

を用意した。これがあれば十分にプレイすることができる。

自分が使っている周辺機器

マウス:Logicool G703h (1万円ほど)

若干重たいもののサイドボタンが大きく押しやすいのがおすすめポイント。有名ブランドのマウスの中で比較的安いのもありがたい。

キーボード:DrunkDeer G65 (1万7000円ほど)
ラピッドトリガーを搭載したものの中ではおそらく最安レベルの商品。60%でなく右サイドに5キーが追加されてるのも良い。

(おまけ)敵のテキストチャットをオフ

これはアイアン帯脱出には直接関係ないが、サブ垢で暴れまわっていたりトロールしていたりするプレイヤーの中には品のない煽りをする人も少なくない。なので嫌な気持ちになるだけでなんのメリットもない敵のテキストチャットはオフにしておくと気持ちが楽になる。